頭のいい子

 今、発売の「プレジデント ファミリー」の雑誌の目次には、ものすごいタイトルが並んでいます。総タイトルが、「頭のいい子の親の顔」で、一部が、徹底調査!「東大生100人の小中学校時代」勉強時間、部活は?父親の学歴、年収、家庭の人間関係は?「有名進学塾に通う僕らのホンネ」「学力は家で伸ばす賢い父母の三つの習慣」「高校からアメリカへその決断の見返りはどこにある」「早慶の高校にもあった一芸一能でもらう入学パスポート」「超難関校に合格した一家の手帳をお見せします」二部は、特選!父は知らない中学受験と高校受験「夢を広げる学校選び」ということで、さまざまな学校選びが続きます。これでもかというように、コラムエッセイには、「どうしてやる気のない子が増えたのか」とか「子ども二人を私立にやれるか」などなど、巻末付録に「東大、京大合格者ランキング50年史」「今後50年の教育カレンダー」なんか、うんざりしますね。もうすぐ受験シーズンなので、当然かもしれませんが、すごいですね。といいつつも、思わず、買ってしまいました。(もう、わが子は、受験には関係ない年ですが)しかし、中身は、それほど受験をあおってはいません。私の出身高校は、受験校で有名な高校だけあって、本当に頭のいい子がいて、それは生まれつき頭がいいというか、テストができるように生まれてきたというか、覚えることが生まれつき優れているというか、逆に、それしか能はないというか、私からすると、魚屋と八百屋の違いであり、どちらがえらいということでないという経験をしました。というのは、勉強をするとかしないとかの問題ではないのです。したがって、その子と、同じ土俵で勝負しても、一生かないません。一生懸命子どもの尻をたたいて勉強をさせている親子を見ると、かわいそうになりますし、もしいい学校に入れようと思ったとしても、その方法は間違っています。それが、東大生100人の小学校時代のアンケートに表れています。たとえば、「家族旅行によく出かけましたか?」では、82%が「はい」(しかし、海外旅行には、ほとんど行ったことがありません)と答えていますし、「家族一緒に夕食をとりましたか?」は、64%が「はい」と答えていまし、食べていないと答えた子でも、週末はほとんど一緒に食べています。(いいえと答えた子が、5%です)また、テレビゲームをしていた時間は、平均で1日1時間です。小遣いも平均月613円です。習い事も、塾以外では、ピアノ、水泳の40%、習字35%に比べて、英会話は14%しかいません。そして、座談会でも、コーディネーターをつとめた末木さんは、いま、親の目線で学校選びをしてしまったりする親が多いなか、意外と、東大生の親は、精神的な自立をしており、「あなたのことをちゃんと気にかけているよ。」という信頼関係さえあれば、いい意味での放任主義で子育てしていいのだという感想を持ったようです。
 必ずしも、東大に行くことがいいと思いませんが、このような結果は、子どもをいい学校に入れようと過干渉気味に子どもにべったりついている親に対しては、いい警告かもしれませんね。テレビゲームばかりやらないで、家族で旅行をしたり、一緒に家で食事をしたりするほうが、どちらにしてもいいようですね。