特異日

 今日は、体育の日です。どうして、この日が体育の日かは、ほとんどの人が知っているでしょう。昭和39年に日本で初めて開かれた五輪大会、東京オリンピックの開会式がおこなわれた日を記念してのことです。そして、それを記念して、昭和41年(1966年)、10月10日が、体育の日に制定されたのです。体育の日は、国民の祝日のひとつで、国民の祝日に関する法律(祝日法)では「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としています。それが、2000年(平成12年)からは「ハッピーマンデー制度」の適用により、10月の第2月曜日となっています。それが、今年は、ちょうど、制定された趣旨の10日でした。それでは、なぜオリンピックの開会式が10月10日になったのかも、知っている人は多いと思います。日本の観測史上いちばん晴れる確立が高かったのが、この日付けだったのです。このような日のことを、特異日といいます。特異日とは、気象学的な理由は不明だそうですが、統計的に毎年その日には特定のある天候が訪れることの多い日のことをいいます。すると、たとえば、雨が一番多い日とかもあるのでしょうか。実は、あるのです。しかも、それだけでなく、他にも何日かあります。1年の中で、特異日は、4月6日が、寒の戻りの特異日です。寒の戻りとは、3~4月、再び寒くなることです。一時的に冬型の気圧配置となり、あらわれます。そして、体育の日と逆に、雨の特異日が、 6月28日です。東京では53%の確率で雨が降るそうです。そして、昔からよく言われている 二百十日(9月1日頃)・二百二十日(9月10日頃)・八朔(旧暦8月1日) が、台風の特異日です。しかし、これは、統計上ではなく、雑節の一つで、二百十日は、立春から数えて210日目のことで、歴注のひとつです。そのころに台風が多いと経験上目安にしたのでしょう。しかも、農家では、早稲、中稲はこの頃開花期を迎えています。ですから、台風襲来の季節にあたり農家では農作物被害の警戒を要したのです。同様に、雑節の一つで, 立春から数えて220日目の日のことが、二百二十日です。白露の数日後で, 太陽暦では9月10日頃となります。台風は現在の暦で9月の後半に集中するので, この日以降に多発することになるのです。八朔は旧暦の八月一日(朔日)のことです。この三日は、昔から、台風の特異日とされていたので、農家の三大厄日とされています。 実際に、統計上の台風襲来の特異日は、9月17日だそうです。8月18日猛暑の特異日。10月10日 が、かつては、晴れの特異日といわれていましたが、今は、11月3日晴れの特異日です。
 気象学上だけでなく、いろいろな特異日があるかもしれません。日にちが特定されることに、特に科学的な根拠がはっきりしないだけに、逆に興味を持ちます。たとえば、私の園への見学者を調べてみて、ここ9年間での、見学者の特異日を調べてみたい気がします。また、子どもの怪我をする特異日とか、講演の特異日とか、知りたい気がします。科学では、解明できない何かを感じることができそうな気がするからです。

特異日” への1件のコメント

  1. なんといっても雨の特異日は4月8(ちなみに私の誕生日です)でしょう。
    本日は台風並の雨・風がありましたし、過去70%位の確率で降っています。
    6月28日を上回るかもしれません。
    1988年は東京で積雪がありました。

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