今日も映画

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 今日は、秋雨前線の影響で、朝から小雨が降っています。あまり歩き回れそうにないので、映画を見ることにしました。「チャーリーとチョコレート工場」です。この話の原作はかなり古く、1964年に「チョコレート工場の秘密」として、イギリスで出版されました。その後、全世界で、32ヶ国語に翻訳され、1300万部以上発売されています。イギリスでは「子どもの好きな本ランキング」で、第1位が「ハリー・ポッター」第2位が「指輪物語」第3位がこの「チョコレート工場の秘密」だそうです。1位、2位とも映画化されて有名ですが、この映画も、昔、映画化されています。私は、子どものころは、この原作とは、出会いませんでした。わりと最近に読みました。もう、大人になって読んだせいか、それほどおもしろいとは思いませんでした。それは、ストーリーは、予想がつきますし、単純なハッピーエンドだからです。
 この映画の題名で思い出すのは、それよりも、大石真氏原作の「チョコレート戦争」です。これは、かなり昔に読んだので、詳しい内容は忘れてしまいましたが、とても面白かった印象があります。 チョコレート戦争で、戦争するのは、洋菓子店の人々と、その人たちの何人かに何もしてないのに怒られた子どもたちです。店の社長さんに、「ショーウインドウのガラスをわったのはだれだ」と問いつめられ、その仕打ちのことを学級新聞にのせて戦いを挑み、このチョコレート戦争で子どもたちが勝った話です。そして、最後の方で、ショーウインドウを割った本当の犯人が見つかるのです。この大石真氏は、他にも「教室二〇五号」という話も書いていますが、これは、私の好きな児童文学書の中では、ベスト10にはいる本です。いつか、それら、児童文学書についても書きたいと思っています。
 話は、それましたが、映画の話に戻します。原作はあまり面白くなかったのですが、映画は、割と面白かったです。ストーリーとしては、「両親と両祖父母と一緒に、傾いた家で細々と健気に暮らす少年が、たまたま、誰も中を知らない世界一のチョコレート工場に、幸運にも他の4人とともに招待され、さまざまな冒険をする」という話です。この映画としての面白さは、少し説教くさいところもありますが、テーマが、さまざまな親(今の時代を代表するような)に育てられた子どもたちがどうなるのか。お菓子食いすぎ肥満少年、小遣いやりすぎわがまま娘、ゲームやりすぎオタク少年、勝ちにこだわりすぎ自己顕示欲少女。しかし、最後に幸せを手に入れるのは、特別なにとりえがなく、頭もそれほどよくなくとも、「やさしさ」を持った子どもであるということです。また、チョコレートのおいしさ、甘さを出すもの、アイデアを生み出す元は、「家族」であるということも、テーマのひとつです。おまけとして、原作にはなかったのですが、チョコレート工場の社長であるウォンカ氏の少年時代や、成長後の親子の交流などが描かれ、”親と子の関係とは”という映画全体のテーマに深みを与えています。前回見た、「シンデレラマン」と同じようなテーマです。今、アメリカが抱えている悩みや、訴えようとしていることがよくわかりますね。

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