異年齢

 今日は、近くの小学校の校長先生と少し話をしました。そして、以下のような提案をしてみました。とても面白がり、やってみたそうでしたが、「やはり、公立では難しいですね。」との感想なので、「いや、そんなことはありません。」と、いろいろともう行っているところなどを例に出してみました。
 それは、こんな内容です。器械体操のブログのなかで、小学校学習指導要領を例に出しましたが、やるべき目標、内容を示すときに、〔第1学年及び第2学年〕というように複数学年として提示されている事に気づかれたでしょうか。私が少しの間、教員をしていたときは、すべての教科で、1学年ごとの表記をしていました。今は、たとえば、国語の内容でも、文字に関する事項では、〔第1学年及び第2学年〕という中に、
(ア) 平仮名及び片仮名を読み,書くこと。また,片仮名で書く語を文や文章の中で使うこと。
(イ) 第1学年においては,別表の学年別漢字配当表(以下「学年別漢字配当表」という。)の第1学年に配当されている漢字を読み,漸次書くようにすること。
(ウ) 第2学年においては,学年別漢字配当表の第2学年までに配当されている漢字を読むこと。また,第1学年に配当されている漢字を書き,文や文章の中で使うとともに,第2学年に配当されている漢字を漸次書くようにすること。

と書かれています。この通り読むと、平仮名、片仮名を1,2年生のうちに「読み、書き」ができればいいことになります。ただ、漢字については、一度に覚えることはできないので、一応1年生では、80字の漢字を読み、漸次書ける様にすることになっています。しかし、1年生で習う漢字を使いこなすのは、2年生でいいということになっています。改めて、そうしてみると、算数と理科だけは、1学年別の書き方をしていますが、ほかの教科は、異年齢の書き方をしています。(道徳は、昔は、低、中、高学年ということで括弧書きをしていたのが、他の教科同様、2学年分を示すことになっています。)
 私が今、小学校の校長をやるとしたら、試してみたいことがあります。教科を、異年齢の幅の中でやってみたいと思います。算数にしても、教科内容を子どもに授業するときは、年齢別にしますが、その内容を定着する時間は、異年齢でやったらどうかと思います。たとえば、「乗法九九について知り」というところは、2年生でやり、「2位数や3位数に1位数をかけたり,2位数に2位数をかけたりする乗法の計算の仕方」を3年生で教えることになっています。
 しかし、それを定着させるためには、たとえば、「九九を定着させたい子」「2位数に1位数をかけることを定着したい子」「3位数に1位数をかけることを定着したい子」「2位数に2位数をかけることを定着したい子」のグループにわけ、どれをやりたいか子ども自身が選んで、その内容で行うようにするのです。そして、自分で定着できたと思ったら、次に移っていきます。いわば、習熟度別ですが、成績で選別をするのではなく、何がしたいのか、自分は何が必要なのか、課題を子ども自身が決めるということです。
 そして、幼児期では、そのような子ども主体のやり方に移行できるように、子どもが自発的に物事の取り組む姿勢、アイデンティティーを育て、「個」を確立できるようにすることを、目指していきます。
 これが、今、私が取り組もうとしている保育かも知れません。

異年齢” への1件のコメント

  1. 保育園長の藤森先生、幼稚園長の藤森先生、小学校長の藤森先生、中学校長の藤森先生、高等学校長の藤森先生、大学学長の藤森先生、が日本全国各地にいたら日本の教育は欧米列強がその教育の模範にするでしょう。そのために藤森先生は分身の術を駆使しなければなりません。

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