器械体操

 今日は、運動会の予行練習の2回目でした。その中で、子どもの発達を見せようということで、台の上から飛び降りるとか、台の上を歩く、高いところを越える、転がるといったものがあります。台の上を歩くのが「平均台」になり、高いところをこえるのが「跳び箱」になり、転がるのが「マット運動」になっていきます。
 これらは、学校教育のなかで「器械体操」と呼ばれているものです。器械体操競技の基礎は、ドイツのヤーンによって築かれました。「ドイツ体操の父」と言われるF.L.ヤーンは、国家再建のために若者を集め、 1811年ベルリン郊外のハーゼンハイデに体操場を作り、器械を使った体操を行ったのが始まりと言われています。そして、日本には、器械運動として、明治初期に導入され、次第に学校体育の中に取り入れられました。
 学校体育のなかで、器械体操は、運動が苦手な子をかなり昔から悩ませてきました。なぜ、こんなことをやらなければいけないのでしょう。跳び箱や鉄棒、マットなど大人になってから、一度もやったことはありません。逆上がりなど、あんなにみんな残ってまでやらされたのに、何に役に立っているのでしょう。たぶん、戦争時代に、かなり役に立つ能力だったのでしょうが、今は、それを発揮する機会がない気がします。
 しかし、腕や腹筋の筋力、敏捷性とバランス、柔軟性など基本的な体力に関係してくることは間違いありません。そこで、もう一度、学校教育のなかでは、どんな位置づけになっているか調べてみました。小学校学習指導要領では、第1学年及び第2学年では、内容としては、「基本の運動」と「ゲーム」としか分かれていません。その基本の運動として、「―器械・器具を使っての運動遊び,用具を操作する運動遊びへの取組などを楽しく行うとともに,体の基本的な動きや各種の運動の基礎となる動きができるようにする。―」とある部分が、器械体操にあたります。基本的には、「楽しく」がメインです。それが、第3学年及び第4学年になると、はっきりと項目が立ちます。「 器械運動」として、
(1) 自己の能力に適した課題をもって次の運動を行い,技に取り組んだり,その技ができるようにしたりする。
ア マット運動及び鉄棒運動について,技に取り組んだり,できる技を繰り返したり,組み合わせたりすること。
イ 跳び箱運動について,支持跳び越しをすること。
(2) 互いに励まし合って運動をしたり,器械・器具の使用の仕方を工夫して安全に運動をしたりすることができるようにする。
(3) 自己の能力に適した技に取り組み,その技ができるようにするための活動を工夫することができるようにする。
とあります。それが、第5学年及び第6学年になって、「器械運動」は、
(1) 自己の能力に適した課題をもって次の運動を行い,技に取り組んだり,その技ができるようにしたりする。
ア マット運動及び鉄棒運動について,新しい技に取り組んだり,その技を加えてそれらを繰り返したり,組み合わせたりすること。
イ 跳び箱運動について,安定した動作での支持跳び越しをすること。
互いに協力して運動をしたり,器械・器具の使用の仕方を工夫して安全に運動をしたりすることができるようにする。
(3) 自己の能力に適した技に取り組み,その技ができるようにするための課題の解決の仕方を工夫することができるようにする。
となります。
 先の見通しを立てて、幼児期には、何をすればよいのか、特に筋力がまだできない時期としては、何を重点的においたらよいかを、もう一度整理する必要があるようです。

器械体操” への1件のコメント

  1. 先週の土曜日は次男の保育園の運動会でした、今年から体操の先生(みょうに子供や母親から人気がある)が週に1回来ているのでその成果の発表ということで3・4・5歳児の組体操がありました。父親としてはあまり良いイメージではなかったのですが、母親は友達と協力して一生懸命な姿を結構評価していました。小学校2年生の長男は体育の授業で逆上がりが出来ない数人の中の一人です、最近は毎夜、一緒に近くの公園に逆上がりの練習をしに行きます、久しぶりに父親らしいことが出来ている感じです。逆上がりのやり方をどう教えたら良いのかとインターネットで検索したところ、逆上がりに関するサイトの多さに驚きました、練習のための道具など、逆上がりビジネスが存在するようです。

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