窓からの景色

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 今日、園内研修に伺ったのは、中野富士見町にある園です。全国に、「富士見」とつく町や村が多いと思いますが、それは、そこから富士が見えるからでしょう。有名なところとしては、長野県の「富士見町」です。ここは、中央線に「富士見」という駅があり、富士見高原を控えています。このあたりは、氷河時代からの遺跡があり、古代の人が暮らしていたようです。また、この八ヶ岳一帯は、日本中の矢尻に使われていた「黒曜石」がとれるので、遺跡があちらこちらにあります。このように地域はかなり古いのですが、地名としての「富士見」はそれほど古くなく、戦国時代のようです。確か、中央本線の中で、最も標高が高い駅だったような気がしますが、江戸時代も、甲州街道沿いだったので、宿場もあります。もちろん、そこ(富士見町のどこかわかりませんが)からは、富士山がよく見えます。あと、埼玉県に「富士見市」があります。ここは、昭和31年に富士見村として名前を決め、発足しているので、特に由来はなく、当時、単純に富士が見えるからということで決めたのでしょうが、富士見市は、日本全国探しても、ここだけのようです。村になると、群馬県勢多郡(せたぐん)には、富士見村があります。赤木山のふもとのようです。今はわかりませんが、このあたりからも富士山が見えたのでしょう。また、駅名検索で、「富士見市」「富士見村」という駅名で検索すると、どこにもないと出ますが、「富士見町」と検索すると、2箇所出てきます。神奈川県と、鳥取県が出てきます。神奈川県は、鎌倉市にある駅なので、当然そこから富士山は見えるだろうと思いますが、鳥取県の富士見町駅は、米子にありますので、富士山は見えるはずはありません。どうして、そんな名前をつけたのでしょうね。たぶん、そこから見える山か何かが、富士山に似ているのでしょう。駅名でないと、全国には、富士見町はかなりあると思います。私の住んでいる隣町にも、「富士見町」があります。何かの特集で、全国の富士見町のなかで、どこまで富士山が見えるかをやっていました。昔は、かなり遠くまで見えていたようです。今は、大気汚染だけでなく、建物で見えなくなっているところが多いようです。この写真は、私の寝室から見える景色です。朝、窓のカーテンを開けると、晴れていると、このように富士山が見えます。毎朝、この富士山を見るのが楽しみです。四季折々、姿、印象がかわります。山頂の雪や、周りの雲の具合なども変わります。ただ、最近は、できたビルのせいで、半分しか見ることができません。また、保育園からも富士山を見ることができます。ただ、山頂付近だけですが。
このように、朝一番に見る景色は、人によってちがいます。地上階で目覚める人と、マンションの何階かで目覚める人では、朝一番に窓から見える景色は、人によって、ずいぶんちがうと思います。子どもにしても、普段見ている高さがちがうことが、その子の育ちに影響している気がします。大学生のころ、高層住宅の中の塾でバイトをしていたとき、そこに住んでいる子どもたちが我が家に遊びに来たとき、近くの切通しに連れて行きました。そこには、高い位置につり橋が架かっていたので、そこをわたらせてみたところ、第1感想は、「わあ、高いなあ。」ではなく、「うちと同じくらいの高さだ。」でした。日常、窓から外を見ている高さだったのですね。高島平の高層住宅の子どもが、何10階の高さで、隣のビルに飛び移っていることが話題になりましたが、高さに対しての感覚が麻痺してくるのでしょう。生活のGLがどの高さかが、心に影響していないか心配です。