地鎮祭

 今日は、新宿の保育園の「地鎮祭」でした。保育園、幼稚園の経営母体が、神社や寺院の場合は、園長が、神主であったり、住職であったりするので、これらについて、えらそうなことは言えませんので、専門的なことはその人に任せます。逆に、素直に、知らないためにおこる疑問を考えてみました。なぜかと言うと、もうひとつ、今日はそれを考える出来事があったからです。それは、今日、インドネシア出身のノール・ヨハンナさんという人が、ホームステイをしているからです。
 今日の地鎮祭は、神式で行いました。神式は、神道です。家庭で行う「初詣」「初午」「七五三」「除夜」などは、なんとなく神社で行うので、神道だと思いますが、園の行事のなかにも神道に関係する行事がいくつかあります。代表的なものに、1月7日の七草、2月3日の節分(豆まき)、3月3日のひな祭り(桃の節句)、5月5日のこどもの日(端午の節句)、7月7日の七夕などです。これらは、あまり神道に関係しているとは思わなくなっているものが多くあります。それだけ、宗教的行事という意識がなくなっています。それは、神道が宗教のひとつとして考えにくいからです。他の宗教である、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教などは、後ろに「教」がつきます。しかし、「神道」といって、「神教」とは言いません。「茶道」や「弓道」「柔道」というように、「○○道」というのは、「そのものの道」ということで、人の行うべき道のことであり、宇宙や、世界の原理という意味合いが含まれています。また、他の宗教のように、預言者やそれを説いた個人や、経典や聖典などもありません。ですから、他の宗教と相容れることができるのです。時代によって、かなり両立させたこともありました。しかし、他の宗教は、なかなか相容れようとはしません。その表れが、今日、ホームステイしているヨハンナさんの出身地である「バリ島」のテロ事件です。インドネシアは、95%がイスラム教徒だそうです。残りの5%が、キリスト教や、仏教や、ヒンドゥー教などだそうです。(ヨハンナさんは、クリスチャンです。)各国では、宗教紛争が起きています。それは、アジアや中東だけでなく、ヨーロッパでも起きています。もちろん日本にも、クリスチャンもいますし、仏教徒もいます。しかし、あまり宗教観がないとか、節操がないとかいう言い方をすることもありますが、逆の言い方をすると、お互いに共存しています。宗教紛争は、宗教観だけでなく、民族の対立が絡んでいるので、なかなか解決しません。そんなときに、私は、「日本っていいなあ。」と思います。そんなことを思う私は、いい加減なのかもしれません。信心がないので、撥が当たるかもしれませんね。でも、どんな理由でも、人を傷つけることだけはしたくありませんから。