質問

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 今日は、9時から15時まで、石川県の4つの園の職員が集まって、合同研修会がありました。1時間半の基調講演の後、同じ思いの職員が、それぞれグループを自主的に作り、普段の保育の課題や悩み、実践を話し合いました。
 合同研修といえば、私の保育園で、開園当時、こんな研修をしたことがありました。近くの園の職員にみんなで来てもらって、まず、私の園の職員が「異年齢児保育を導入しようとしている保育園の職員役」、近くの園の職員が「異年齢児保育を導入すると園から言われた保護者役」になって、ディベートをします。「こんな理由で、異年齢児保育を始めます。」「このように移行していきます。」というと、「では、3歳児は、5歳児にいじめられませんか?」とか、「5歳児は、3歳児に引っ張られて幼稚になりませんか?」「子ども一人ひとりを見ていけるのですか?」と心配をぶつけます。そして、それに答えていきます。保護者対応のシュミレーションの意味もありますし、異年齢児保育の意味の確認にもなります。とても面白かった印象があります。このような研修を、園内でやってもいいですね。しかし、本当は、もっと、他園との園児、職員の交流、保育の見合い、意見交換などが必要です。でも、近くほど難しいですし、同じ理念を持っているなど、共通の基盤がなければなりません。そんなことで、今、各地で、「見守る保育」という共通の基盤、「新しい異年齢児保育」という共通課題を持った園が集まりはじめています。そのひとつが、石川県でも起きてきました。
 午後は、私への質問です。話した後に、「何か、質問のある人?」と聞くと、ほとんど何も出ません。私もそうですが、聴きたいことはいっぱいあるのですが、答えを聞きたいより前に、質問内容をみんなに聞かれることが恥ずかしいのです。こんな質問の答えは、みんなは、とっくに知っているだろう。こんな質問は、なんか場違いではなかろうか。この質問の答えは、話の中で 言ったかもしれないと思うのです。しかし、「みんなで話し合いながら質問内容を出し、それを昼の間に紙に書いて、提出してください。」というパターンが、たくさんでます。今回は、そのやり方でしたから、それは、たくさんでました。その内容を見たとき、いつもまず第一に思うことは、「こんな質問だったら、私だって、答えを聞いてみたいよ!。」と思います。次に、「これに、明確な答えがあるのだったら、とっくに保育の世界や、教育の世界のいろいろな問題は、解決しているだろうに。」と思います。そして、少し冷静になって、「現場は、ずいぶん悩んでいるのだなあ。」「どの本を読んでも、誰の話を聞いても、問題は解決していないのだろう。」と思います。そして、気を取り直して、平気な顔をして、質問に答え始めるのです。そして、答えながら、「これでいいのだろうか?」という思いが絶えず頭の中でぐるぐる回ります。しかし、やはり気を取り直して、「私がぐらついたら、聞いている人も迷ってしまう。」と思うのです。これは、講演のあとの質問だけでなく、どの園長も、職員や保護者から質問されたときに思うと思います。きちんとした対応ができるためにも、私たちも、研修が必要かもしれません。