2005年09月27日 [来客]
看護師
今、看護学校から実習に来ています。現在、准看護師の資格は持っていて、正看護師になるために、「健常児と触れ合う」という課題を持ってきています。
2002年3月より保健婦・保健士、助産婦、看護婦・看護士、准看護婦・准看護士の名称は、それぞれ保健師、助産師、看護師、准看護師という名称に変更になりました。「保母」が「保育士」に変わったのと似ている状況があります。ひとつは、女性だけではなくなったということで、男女共通の呼び名に代えたということです。しかし、もともと、女性を「看護婦」男性を「看護士」と呼んでいたため、共通として、保育士のように「士」を使わずに「師」を使うことにしたのでしょうね。もう一つは、「婦」という字です。これは、なかなか難しい問題があります。「婦人」「主婦」なども議論を呼んでいます。漢和辞典(学習研究社「漢字源」)では、そもそも「婦」の原義は、「女+帚(ほうきを持つさま)で、掃除などの家庭の仕事をして、主人にぴったりと寄り添うよめやつまのこと」であり、「つまり、婦人、主婦、○○婦など、「婦」の使用は、女性は家にいて家事をという男性優位社会の固定観念を認め、それを助長することになるという主張です。しかし、語源というものは、いろいろな説があり、「掃く」という行為は、旺文社の「標準漢和辞典」によると、「女と帚(ほうき)とを合わせて、一家の祭事を行なう女・よめの意。のちにひろく、おんなの意に用いる。」とあり、帚(ほうき)は家事を行なうためでなく、祭事を行なうためのものと解しています。昔は家事ではなく、祭礼であるというのです。そのほかにも、どうも神聖な仕事をするようなイメージの解釈が多いようです。また、陳舜臣氏によれば「婦」は古来、上流の女性の階級名であり、掃くという意味はないといいます。しかし、もし「婦」という字を当てられたり、その呼称で呼ばれることが不愉快な人が多ければ、新しい字を考えてもいいかもしれません。また、「士」と「師」も難しいですね。ある辞書を調べると、「士には仕える」「師は先生をさす」とあり、別の辞書は、「士は資格・役割を持つ者」保育士や弁護士や栄養士などで、「師は技術者」のことで看護師や医師や美容師がこれに当たるといいます。また、准看の「准」も、「準」とどう違うのでしょうか。眠れなくなりそうですね。
投稿者 fujimori : 2005年09月27日 15:03