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2005年09月13日 セミナー

保育の質

今日は、保育環境セミナーの二日目です。昨日の理念の確認から、今日は、具体的にどんな保育に変えていかなければならないのか、そのためには、子どもをどのように支えていかなければいけないかを、ワークショップをしたり、海外の保育を参考にしたり、Q&Aから、今後進むべき方向を探りました。
一昨日の選挙において、小泉政権の圧倒的支持により、ますます、小泉構造改革の両輪である規制緩和と地方分権化は、進められていくと思います。その中で、教育、保育、少子化対策はどのように進んでいくのでしょうか。教育改革は、国による画一的な教育から、人々のニーズに応じた弾力的で多様な教育へと転換していくでしょう。そして、今行われている「特区」の試みのように、自治体がそれぞれのやり方を試し、その中の成功した手法を他の自治体が導入していくようになるでしょう。どちらにして、郵政事業の民営化同様、国任せの発想からの転換を迫られると思います。同じようなことが、保育行政に対しても行われるでしょう。介護保険同様に、利用者に直接助成する仕組みに転換していくことが予想されます。そうすることにより、助成なしに行われている認可外施設の質の向上と、量の拡大を狙います。これらの改革は、文面として聞くと、うなずけることも多く、納得がいきます。しかし、現実は、いろいろと難しい問題を含んでいます。確かに、競争することで質が高まるでしょう。しかし、その「質」とは、何でしょうか。企業の競争のひとつである、「価格競争」でしょうか。「サービス内容の質」でしょうか。私は、そのときに、本当の質が提案できる「専門性」が必要と思います。サービス内容が、ただ時間を長くするとか、休みを取らないで毎日預かるだけとか、親の手を煩わせないとか、子どもに苦労させないようにするとかだけであったら、一時、子どもの数が増えたところで、国を支え、世界に貢献する人材は育たない気がします。時代は後戻りしませんし、ただ、制度を守ろう、予算を守ろうという運動論だけでは、また、経営的強化だけに心を砕くだけでは、肝心の子どもは救えません。これからの時代を見据え、しっかりした「保育内容の質」を構築し、それを、きちんと自治体や保護者に提案できるような「専門性」をつけていかなければなりません。それを考えるきっかけとなれるような研修を目指しています。

投稿者 fujimori : 2005年09月13日 21:50

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