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2005年09月12日 セミナー

オルタナティブ保育

 今日から三日間、今年2回目の「第九回保育環境セミナー」が開催されています。毎回定員100名を超える参加者が全国から集まります。そのテーマは、新しい時代の保育を考えていこうとするものです。
 家の冷蔵庫の扉には、妻がいろいろなものを貼ります。その中の1枚の紙切れには、これからの時代のキーワードとなるべき言葉が書かれています。その中のひとつに、最近出会うことが多くなりました。また、私の話の中にも使うことが多くなり始めている言葉があります。それは、オルタナティブ「alternative」という言葉です。(オルターナティブともいうこともあります。)意味は、
(1)二者択一。代替物。代案。
(2)既存のものと取ってかわる新しいもの。
(3)1990 年代のカウンター-カルチャー,音楽スタイルのこと。オルト-カルチャーとも。
(三省堂提供「デイリー 新語辞典」より)

ですが、オルタナティブ教育というように使われることがあります。それは、二番目の意味の、既成のものと取って代わる教育という意味で使われます。ただ、既成のものは何かということで、イメージするものがかなり違うようです。日本では、オルタナティブ-スクールというと、新語事典には、フリースクールのことを言うと書いてあります。フリースクールとは、授業への出席を強制しない,校則を全校集会で決めるなど,子どもの自由や自主性,個人差などを配慮した、児童中心主義の教育を行う学校形態の総称をいいます。それは、今の既成の学校は、授業への出席を強制する。校則を、教師か一部の生徒で決める。子どもの自由や自主性は認められず、個人差は配慮されず、教師中心主義の教育を行っているので、それに取って代わる教育ということです。「オランダの教育」(平凡社)の著作者である「リヒテルズ直子」氏は、既成の教育といわれるのは、長い間習慣とされてきた、同じ年齢の子どもをひとつの教室に集め、先生が教壇に立って、主に一方通行で知識を伝達し、子どもはそれを受身に習う、という形式の教育と考えて良いと思っています。この意味で、欧米では、新しいオルタナティブ教育が行われてきているようです。
では、私たちの保育はどうでしょうか。何が、既成のものとして思われているでしょうか。私は、まったくリヒテル直子さんが言っているように、「同じ年齢の子どもを、ひとつの保育室に集め、保育者が前に立って、主に一方的に知識や活動内容を伝達し、子どもはそれを受身に、言われたとおりに活動するという形態をとっている。」という保育が、既成のものとして行われている気がします。今の時代にあった、それに取って代わる保育を考えないといけないと思います。

投稿者 fujimori : 2005年09月12日 23:40

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