自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/08/16

お盆の法座

お盆について色々なサイトで調べていると、

 

「お盆は、あらためて先祖・亡き人の声なき声に耳を傾け、我が身に目覚める聞法のご縁。お寺で法座がある場合は、ぜひお参り下さることが、もっとも尊い本来のお盆の意義であります。」

 

という内容が目につき・・・

 

ちょうど「お盆」をテーマに「築地本願寺」で法座があることを知ったので、昨日、母と一緒に聴きにいってみることにしました!

 

築地本願寺

 

法話

 

事前に調べていたとおり、お話によると、浄土真宗ではご先祖様がお盆の時期に、特別に戻ってくるようなことではなく、「いつでもどこでも私と一緒に歩んでくれている」ということですが、

 

だからといって「どうしても会いたい・・・という情は否定しない。」という考え方が、印象的でした。

 

宗教は、捉え方の違いなどで、色々と分かれているのでしょうが、いずれにしても、こうしたお盆をきっかけに、今の自分自身の存在が、亡き方や多くのご縁、お陰様であることを再認識し、感謝させて頂く・・・ということはやっぱり大事なことですね。

 

また、このような宗教の話は、「何が正しいのか」という点で対立しがちだからか、どこかデリケートなところがあるように感じます。

 

昨日は、終戦記念日でもありましたが、「これが正しい、あれは正しくない」という思考では、対立をうみ、更には戦争への発展も否定できません。

 

信仰心という意味では、皆、尊いものだと思いますので、やっぱり「これもよい、あれもよい」という尊重やおもいやりの心、

 

更には、聖徳太子の「神仏儒習合」思想でもある、

 

「神道を幹とし、仏教を枝として伸ばし、 儒教の礼節を茂らせて現実的繁栄を達成する」

 

・・・というような、習合や和合、融合といった日本らしさを忘れたくないと改めて、感じています。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子